Windows で NTP サーバー

Windows 2000 で NTP サーバーを構築したときのメモ。

これまで UNIX で使用していた NTP サーバーが Windows でも使えるようだったのでこれを使用した。ntp.conf の設定を引き継げるのが嬉しい。また Windows Time サービスも起動する必要がなくなる。


環境

OS Windows 2000 Professional (SP4)

使ったソフトウェアは http://www.ntp.org/ で配布しているもの。UNIX ではおなじみだと思う。

Windows 用のバイナリーパッケージを 510 Software Group (http://www.ntp.org の リンクページからもたどれる) というところが配布していたのでそれを使った 。

2003/11/23 時点での最新バージョンは NTP 4.1.72 です。

インストール

ダウンロードしてきた ZIP ファイルを解凍してインストールした。

インストール場所はデフォルトだと C:\win32app\ntp になるのだけど、これが気持ち悪かったので C:\Program Files\ntp に変更した。実行ファイル自体は C:\WINNT\System32 以下にインストールされるようだ。


インストール中に使用する Time Source の個数を聞かれるので "Single Time Source" を選んだ。これはインストール後にも変更できるので、わからなければ "Specify No Time Source" でもよいと思う。


使用する Time Source の場所を聞かれるので通信総合研究所の NTP サーバー (ntp1.jst.mfeed.ad.jp) を指定しておいた。

設定ファイル

設定ファイル ntp.conf は C:\WINNT\ntp.conf にインストールされた。最小限の設定はインストールのときに自動的に行われているのでそのままで特に問題ないと思う。

起動と終了

[スタート] - [設定] - [コントロールパネル] - [管理ツール] - [サービス] に "NetworkTimeProtocol" という項目が追加されているので、ここで起動・停止・再起動ができる。またコマンドラインからも以下のようにすると起動・停止ができる。

起動
C:\>net start NetworkTimeProtocol

停止
C:\>net stop NetworkTimeProtocol

通常は自動で起動するようにしておくのがよいと思う。

動作の確認

コマンドラインで "ntpq -p" と打つと現在の状態がわかる。

C:\>ntpq -p
remote refid st t when poll reach delay offset jitter
==============================================================================
+ntp2.jst.mfeed. mf-isdn1.mfeed. 2 u 24 64 377 2.248 -2.005 0.478

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