起動可能な USB メモリーで便利なユーティリティーを使う

起動可能なUSBメモリーを作ってHDDのフォーマットやらメモリーの検査をしたときのメモ。

フリーで入手できるツールのみを使い、USB メモリーしかない(FDD や CD-RW ドライブのない)環境でも起動可能な USB メモリーを作ることを目指した。

目次

Drive Fitness Test 用起動 USB メモリー

旧 IBM や HGST の HDD をテストするためのツール。実は他社の HDD にも使えてしまう。

入手するもの

HGST 製 Drive Fitness Test

Downloads and Utilities のページの Drive Fitness Test のところから "Binary diskette image for non-Windows OS" をダウンロードする。ファイルサイズは 1.40MB。

HP Drive Key Boot Utility

HP が配布しているユーティリティーで、USBメモリーを起動可能にしてくれる。
日本の HP からは見つけられずアメリカのサイトで見つけた。 ダウンロードページ

ダウンロードしたらインストールしておく。

USB メモリーにインストール

ダウンロードしたDFTのファイル名がdft32_v415_b01_install.IMG、USB メモリーが G ドライブの場合。

HP ドライブ キー ブート ユーティリティを起動する




新規作成を選ぶ。


ディスケットドライブを選ぶ。ここでハードディスクを選ぶと syslinux がインストールされてしまうので注意。


ファイルからのイメージを選び、先ほどダウンロードした DFT の img ファイルを指定する。


インストール完了。


この USB メモリーは USB FDD として認識される。BIOS で起動ドライブを選ぶ場合には USB FDD を 1 番目に指定すること。


memtest86+

メモリーにエラーがないか調べるツール。買ってきたメモリーはまずこれで検査すると初期不良をいち早く発見できて幸せかも。

memtest86+ をなんとか USB メモリーから起動して実行しようと思ったが結構手順が面倒だったので、すぐに利用できるよう配布できるパッケージにまとめた。

使い方

  1. memtest86+ と FreeDOS の最小パッケージをダウンロードし展開する。
  2. 同梱されている dd.exe を使って USB メモリーに書き込む。
    if= が入力するファイル、of= が出力先。
    USB メモリーが G ドライブの場合には \\.\g: とする。 C:\Work\>dd.exe if=memtest.img of=\\.\g:
    2880+0 records in
    2880+0 records out
  3. できた USB メモリーを使って起動すれば自動的に memtest86+ が実行される。

作り方のメモ

入手するもの
作り方
  1. FreeDOS の fdboot.img を、HP Drive Key Boot Utility を使って USB メモリーに書き込む。
  2. USB メモリーに書き込まれたファイルのうち、command.com と kernel.sys 以外のファイルを削除する。
  3. memtest86+ の実行ファイル(今回の場合は mt211.exe)を USB メモリーにコピーする。
  4. memtest86+ のファイルを実行するよう記述した autoexec.bat を作って USB メモリーにコピーする。

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